重賞2勝を挙げたスプリンター・ヴェントヴォーチェが引退しました。
その理由は、過去にも悩まされた繋靱帯炎の再発によるものでした。
ヴェントヴォーチェは2023年のオーシャンステークスなどで活躍しましたが、長期休養明けのレースを経て再び脚元に不安が生じていました。
「まだ走れるのではないか」との声もあるかもしれませんが、繋靱帯炎は再発しやすく、競走能力に大きく影響します。
そのため、陣営はヴェントヴォーチェの将来を考え、現役を退く決断を下したのです。
記事のポイント
- ヴェントヴォーチェが登録抹消
- 引退に至った理由とは?
目次
ヴェントヴォーチェが登録抹消
2025年3月、JRAの競走馬登録からヴェントヴォーチェが抹消されました。
同馬は、2022年のキーンランドカップ(GⅢ)と2023年のオーシャンステークス(GⅢ)で重賞を制し、芝1200m戦線で活躍した実力馬です。
一時は左前脚の繋靱帯炎により、約1年半の長期休養を余儀なくされていました。2023年秋のスプリンターズステークスで戦線復帰を果たし、京阪杯やオーシャンステークスでも上位に食い込むなど、復調の兆しを見せていました。
引退に至った理由とは?
引退の直接的な理由は、繋靱帯炎の再発です。
繋靱帯炎は脚部の深い靱帯に炎症が起きるもので、再発しやすく、完治にも長期間を要します。特にスプリント戦では脚元への負担が大きく、再発リスクは避けられません。
陣営は馬の健康と将来を考慮し、無理な復帰を避け、引退という選択をしました。今後は種牡馬入りの可能性もあるとみられています。
ヴェントヴォーチェはその鮮やかな末脚で多くのファンを魅了しました。引退は残念ですが、これからの新たなステージでの活躍にも期待したいところです。
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